独立開業ブログ
9.142016
【喜連瓜破店】自転車屋で独立開業した先輩たち
![まちの自転車店[リコ]喜連瓜破店](http://www.recojapan.jp/cp-bin/wordpress/wp-content/uploads/2016/09/kire01-580x386.jpg)
リコジャパンのフランチャイズ加盟店として、独立開業した先輩オーナー達の生の声をお届けする
「独立開業した先輩たち」シリーズです。
某有名メーカーに勤務していた石塚オーナー(56)が、
早期退職希望に名乗りを上げて、自転車屋を開業した理由とは?
早期希望退職に名乗りを上げて、第2の人生のスタートを。
前職について教えて下さい。
某大手メーカーの生産ラインで働いていました。
当時52歳でしたので、そろそろ定年後のこともなんとなく考えていた年代でした。
定年後もずっと働いていたいと考えていたので、
資格をとって定年後に備えようか・・・等、
そろそろ定年後のために動き始めようかと思っていた矢先の出来事でした。
勤めて会社が数千人の早期希望退職者を募集すると言い出したんです。
子供は3人いますが、当時はまだ下の2人が大学生だったので多少の不安はありました。
でも、これはチャンスだと思い早期希望退職に手を上げました。
なにか新しいことを始めるなら少しでも早いほうがいいし、
早期退職希望者は60歳まで働いた時と同条件で退職できるのですから、
これを利用しない手はないなと。
ご家族の反対はありませんでしたか?
妻は私のことをよく理解してくれているのか、
早期希望退職者を募っているとニュースになった時点で、
「辞めるだろうな」と感じていたようです。
なので、特に反対はされませんでした。
反対するというより、私の退職を機に妻の方はパートから社員になり
少しの間ですが大黒柱のかわりをしてくれたぐらいで。(笑
何も言わずに、私の好きにさせてくれたことには感謝しています。
リコには自分の頑張りで結果が出せる仕組みがあった
なぜリコで自転車屋をやることに決めたのですか?
50歳を過ぎて会社に入りなおすのは厳しいと思いました。
実際にハローワークなどで求人情報も見ましたが、年齢で制限される会社ばかりでした。
それに「定年後も働き続けたい」と思っていたわけですから、
サラリーマンではなく、自分でやらなくては意味ありません。
それで、自分で独立してできるフランチャイズビジネスはいいかな・・・と
リコ以外にも配送業のフランチャイズ会社を調べたりもしましたよ。
でも、もともと機械をバラしたり組み立たりすることが好きなこともあって
自転車屋は自分にあっていると思ったんです。
また、当時担当してくれた岩崎さんの話を聞いていると
配送業の店を持たない形態よりもお店をかまえるほうが
お客さんを取りやすいと考えました。
それに、リコではロイヤリティがないことも大きなポイントでした。
利益から大きなロイヤリティを支払う必要がありませんから、
リコでなら自分の頑張りに比例して結果が出せると感じました。
他のフランチャイズより、リコのほうがいいと思いますか?
そうですね。
ロイヤリティがないことのほかにも、
部品や自転車の仕入れ方法なんてツテも何もありませんから、
未経験者が自転車屋を開業することを考えるなら、加盟するメリットは大きかったと思います。
自分にとって一番のメリットは、自分のペースで仕事ができることですね。
コンビニ等のフランチャイズと違い人を雇う必要もありませんから、
マイペースで仕事ができることは50代の私にとっては精神的にも肉体的にも助かっています。
地域に長く根ざしていくために、近所づきあいも大切に。
独立開業したことで何か変化はありましたか?
お金のことに詳しくなりましたね。(笑
フランチャイズは独立開業して、自分が社長になるわけですから
確定申告も自分でやらなければなりません。
初めの2年間はリコに紹介してもらった税理士さんに頼んでいましたが、
3年目から自分でやるようになりました。
お金の流れを自分自身で把握することは経営者として大切だと思います。
他に変化といえば、近所付き合いを大切にするようになりました。
街の自転車やとして永くこの店を続けていきたいと思っていますから
自然に近所付き合いもできるようになりましたね。
朝は開店前に店の周辺の道路を掃除したり、
サラリーマン時代なら考えつかなかったことを今は普通にしています。
独立開業して大変なことはありますか?
やはり休みが取れなくなったことでしょうか。
いや、取ろうと思えば取れるのですが、
サラリーマンと違い店を閉めればその分の収入は確実に減ってしまいます。
そう考えるとなかなか休むことができませんね。
サラリーマンなら有給がありますが、独立すればそんなものはないですから。(笑
でも、自転車屋は誰かに必要とされる仕事だし、
お客さんからは感謝されることが多い仕事です。
休みが取れないこと、それは必要とされているからだと考えることにしています。
年齢に合わせて、安全に乗ってもらえる配慮を。
喜連瓜破店で心がけていることを教えて下さい。
店のポップは毎月変えて、季節の変化を感じてもらえるようにしています。
また、地域に永く根ざした店にしていきたいと思っているので、
近所付き合いなど地域の人との繋がりは大切にしていますね。
あとは、自転車に乗る人の安全を考えるようにしています。
高齢者と若い人では握力も違いますので、
ブレーキレバーの柔らかさなど年代に合わせて安全に乗ってもらえるように
修理や整備するときには心配りしているつもりです。
年代を問わずに気軽に寄ってもらえる店を目指していますので、
気軽に空気入れに来て欲しいと思います。
これから独立開業する人へのメッセージ
これからリコでお店を出そうと思っている人へのアドバイスやメッセージをお願いします
是非、50代以上の人にも頑張って欲しいと思います。
体力的な面ではハンデもあると思いますが、やる気さえあれば大丈夫ですよ。
私がいい例です。自分のペースで楽しくやっていますから。
年齢が高めの人にアドバイスするとすれば、
自転車屋を成功させるのには、年齢や今までの経験や経歴は全く関係ありません。
変にプライドをもったりせず、なんでも素直に受け入れることも大切だと思います。
独立開業することがゴールではなく、永く店を続けていくことが大切なのですから。
まちの自転車店[リコ] 喜連瓜破店
〒547-0026 大阪市平野区喜連西5-4-74
TEL:06-6707-9800